昨年から今年にかけて三つの合唱組曲、合計12曲を完成した。混声合唱組曲が二つ、女声合唱組曲一つである。これらのうちの一つは、昨年12月に初演されたが、他の二つについては、今年開催される予定だった演奏会がコロナの影響で中止となり、まだ初演されていない。
音楽関係、とくに合唱の活動に関しても今回のコロナのことで、とても大きな影響を受けている。活動する人たちの健康と安全が第一であり、一定期間活動を休止するのは当然のことである。一方、そのことによって、今まではごく当然としか思わなかったこと、音楽への思いを持った人々が集い、音楽によって交感し合うということの大切さをあらためて実感できたようにも感じる。
心置きなく合唱できるということは本当に素晴らしいことだ。早くそのような時が戻ることを願うばかりである。