2022年11月16日水曜日

秋の色

本務先の短大ではこの時期、1・2年生とも教育実習・保育実習に行っています。
私も実習先を数カ所訪問指導で回ります。

今日は奈良県の実習先に行きました。朝、自宅を出ましたが、秋晴れの爽やかな天気でしたので自宅から中之島遊歩道を肥後橋駅まで歩いてみました。
街路樹が美しく色づいていました。
秋晴れの中之島西部地区
中之島スティバルシティ前

訪問先へはいつもかなり時間の余裕を持って出かけます。この日も少し早く到着したので時間調整のために付近の小さな公園に立ち寄って行ってみました。

木々の葉がさまざまな色に変化し、足元にはどんぐりが落ちていました。
実習先の子どもたちも、いつもこの公園に来るそうです。


紅葉の美しい奈良市内の公園
 

2022年11月13日日曜日

福島区の街歩き②

先日の街歩きの続きです。
鷺洲(さぎす)の聖天通商店街から福島聖天 了徳院に行ってみました。
聖天通商店街

福島聖天 了徳院

福島聖天 了徳院は東寺真言宗の寺院で本尊は準胝観音と歓喜天とのこと。
門をくぐって厳かな雰囲気の境内に進みます。
境内はそれほど広大な敷地ではありませんが、池を囲むようにたくさんの樹木が植えられていて都心でありながら里山の風景を思わせるような緑豊かな空間になっています。
木々の梢からは小鳥の囀りも聞こえてきます。池のほとりに設えられている椅子に座ると本当に心が落ち着きます。
松尾芭蕉の杜若(かきつばた)歌碑
杜若語るも旅のひとつ哉

江戸時代には杜若(かきつばた)の名所だったとのことで、松尾芭蕉が読んだ歌が刻まれた歌碑があります。今も池には杜若が丁寧に植えられています。
池には弁才天が祀られています

福島聖天の次は福島西通(あみだ池筋)をとおり、自宅近くの下福島公園に立ち寄ってみました。かなり広い公園で、ここにも多くの樹木が植えられています。「ノダフジ」の藤棚も多く、シーズンには美しいフジの花が咲き誇ります。

日曜日の昼前、しかも暑くもなく寒くもないという本当に快適な気温ということで、たくさんの人たちが思い思いに過ごしていました。親子連れの人たちも多く、のどかで幸福な時間が流れているようでした。

下福島公園
下福島公園の前の堂島大橋と大阪国際会議場

2022年11月12日土曜日

福島区の街歩き①

先日の日曜日は爽やかな秋晴れの休日となりました。この日の午前中は久しぶりに少しゆっくりできたので地元の福島区内を歩いてみました。歩いてみるといろいろな発見があり、とても新鮮な気持ちになりました。

阪神野田駅前

私の両親は関東の出身でしたが、私が生まれる前に大阪の福島区に移り住みました。それで私はこの街で生まれ育ちました。一時期他の地域に住んだこともありますが、今はまた福島区に戻っています。

この日、まずは阪神野田駅のほうに行ってみました。この駅は福島区のほぼ中央にあります。私の子どもの頃、ここには路面電車(市電)のターミナルがありました。今はその機能が地下鉄(大阪メトロ)の千日前線に置き換わっています。そして駅前ロータリーの公園では月に数回くらい夜店の露店が開かれ賑わっていました。また、駅の裏側には阪神電車の路面電車の起点乗り場がありました。神戸方面に至る「阪神国道線」と中津を経て天神橋6丁目に至る「北大阪線」のプラットホームが現在のウィステとの間のバス乗り場のところにありました。

現在は駅前も昔とはかなり風景が違っています。福島区が発祥の地らしいフジの品種「のだふじ」の藤棚ができています。なぜかその手前には赤いポストの横に速達専用の青いポスト。これはかなり以前からこのあたりにあったように思います。

新橋筋商店街

JR野田駅との間に南北につながる新橋筋商店街があります。大阪市中央卸売市場が近いからか、特に生鮮食料品はとてもよく揃っています。日曜日は休みの店が多いですが、平日はかなり賑わっていて、最近は開店前から行列ができている店もあるようです。また、昔から続いている店も多く、中には数十年前とほとんどたたずまいの変わらない店も何軒かあります。

福島区海老江の新しいショッピングセンターとマンション群

阪神野田駅前から海老江の方に行ってみることにしました。十数年くらい前まで海老江にはシオノギ製薬や大日本住友製薬の大規模な研究所や工場がありましたが、それらが移転した跡地に新しいショッピングセンターやマンション群ができました。明るく若々しい街に変化しています。そして若い世代が多いためか、子どもたちもとても多いです。

私が住むエリアはここからは少し離れたところですが、私の自宅近く、堂島川を渡った対岸の中之島地域では、児童・生徒数の増加にともない近いうちに新たに大阪市立の小・中学校が建てられるとのことです。

2022年11月11日金曜日

ひょうご日本歌曲の会「新しい日本の歌14」

『ひょうご日本歌曲の会』に私は2007年の発足以来参加させていただいていて今までに11曲の歌曲をこの会で発表しました。作曲家、詩人、歌手(声楽家)からなるコラボレーションの場であり、いろいろなご意見をうかがう中から刺激を受けて新たな発見へとつながる、いわば訓練の場でもあるわけです。

この会で発表した私の作品の何曲かを、音楽系大学や芸術系大学での声楽科のレッスンで日本歌曲の教材として取り上げていただいているという話を最近お聞きしました。とても嬉しい限りです。

今月18日(金)兵庫県立芸術文化センターで12曲目となる新たな作品を発表します。昨日、最後の伴奏合わせを聴かせていただきました。今回は林裕美子氏の独唱、幸野紀子氏のピアノで初演していただきます。当日が楽しみです。

2022年11月10日木曜日

ブログ3年目

しばらくブログの更新が滞ってしまい訪れてくださった方には申し訳なく思っています。
勤務先では9月から後期(秋学期)の授業が始まりましたが、 授業のある期間はどうしても気持ちの余裕がなくなってしまいます。
2ヶ月前(2022年9月)に書きかけて公開できていなかった以下のコメントを、2ヶ月遅れで掲載させていただきます。

初秋の堂島川の風景(2022年9月)

2022年9月のコメント:
このブログを始めて2年が過ぎました。
2年前の9月といえばコロナ禍の真っ只中で、収束の兆しもなかなか見出だすことができず、不安でいっぱいだったように思います。音楽活動、とくに合唱などの集団での活動をすることはとても厳しい状況でした。そのような中、自分なりに考えたり感じたことを整理したいと思ってこのブログを始めました。

2年経った今、経済活動もようやく回り出しましたが、この間にはいろいろなことがありました。自分の周りを見渡せば、当然合唱などの音楽活動は大きく制限されましたし、勤務先での授業や指導するクラブ活動なども制限されたり、リモートなどの形式を取らざるを得ない状況にもなりました。夏休みに学生たちが中心となって計画していたゼミ合宿も中止となり、楽しみにしていた学生たちには本当に残念な思いをさせてしまったことと思います。

視野を広げて国内や世界を見渡せば、この2年間にはコロナ禍にも増して、想像もしなかったような禍(わざわい)も起こりました。わが国を取り巻く内外の情勢も刻々と変化してきているように感じます。

そのような中、3年目となるこのブログですが、束の間の休息の場所にしたいと願いながら、もう一度初心に立ち返って新たな気持ちで再出発したいと思いました。