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2023年5月21日日曜日

《姫路市民合唱団 創団70周年 第60回定期演奏会》

本日(5月21日)、《姫路市民合唱団 創団70周年 第60回定期演奏会》が開催され、第3ステージで私の合唱曲計5曲が再演されました。長く続いたコロナ禍の自粛ムードもようやく緩和され、ほぼ満席となった会場いっぱいに美しい歌声が響き渡りました。

本日は、ゲスト出演の西宮混声合唱団との約100名の皆さんによる合同演奏もあり、心のこもった素晴らしい演奏をしてくださいました。本日の作品も今後出版について計画を進める予定です。

また、姫路市民合唱団指揮者の鏡谷明夫先生は、長年にわたる文化活動のご功績から《第45回(令和4年度)姫路市芸術文化奨励賞》を受賞されたとのことです。本当におめでとうございます!

《混声合唱とピアノのための『ふるさとの詩(うた)』》(山岸 徹 作曲)
− 姫路市民合唱団委嘱作品 −【再演】
第1曲 冬の坂(三浦照子 作詩)
第2曲 虹をつくる村(三浦照子 作詩)
第3曲 こな雪
(井上修子 作詩)
第4曲 ふるさとの詩(八木重吉 作詩)

《混声合唱とピアノのための『さくら』》より 第1曲「桜」
(瑞木よう 作詩、山岸 徹 作曲)
− 西宮混声合唱団委嘱作品 −【再演】

指揮 鏡谷明夫、合唱 姫路市民合唱団、ピアノ 丸山聡美、池田真美子
(「ふるさとの詩」と「桜」は西宮混声合唱団との合同演奏)
ゲスト出演:西宮混声合唱団(指揮 下井田秀明、ピアノ 河村章代)

《姫路市民合唱団 創団70周年 第60回定期演奏会》
2023年5月21日(日)
会場:姫路市文化コンベンションセンター アクリエひめじ中ホール
主催:姫路市民合唱団
後援:姫路市、姫路市教育委員会、(公財)姫路市文化国際交流財団、播州合唱連盟

2023年5月6日土曜日

新緑の季節

新緑の季節になりました。
今日は休日ということで久しぶりに自宅でゆっくりできたので、朝から靱(うつぼ)公園に行ってみました。自宅から歩いて15分くらいのところです。
ここは大阪市内のほぼ中心地ですが、美しいけやき並木やバラ園があり、都心の緑のオアシスといった趣があります。早朝にもかかわらず、多くの人たちが散歩に来ていました。そしてたくさんのペットの犬たちも。落ち着いた幸福な時間が流れているようでした。
バラ園では、たくさんの花が色とりどりに美しく咲き誇っていました。

この4月から本務先の短大に加え、京都の大学でも週に1日だけ授業を担当させていただいています。本務先での仕事と相俟って何かと慌ただしく時間が過ぎていきます。
帰宅後に自宅のベランダに出てみると、ここにもバラが咲いていました。

2023年5月5日金曜日

《女声合唱 彦根水すまし 40周年記念コンサート》

5月3日、《女声合唱 彦根水すまし 40周年記念コンサート》で私の新作合唱組曲が初演されました。

5年前の秋、指揮者の伊藤光子先生より合唱組曲作曲のご依頼をいただいて作曲しました。当初は2020年に開催される演奏会で初演される予定でしたが、コロナ禍のために演奏会の延期が度重なり、ようやくこの日の全曲初演となりました。

この作品は音域も広くかなり難しい曲ですが、メンバーの皆さんは一生懸命練習してくださってとても素晴らしい演奏をしてくださいました。出版についても計画中です。

女声合唱とピアノのための『やさしい旅』(三浦照子 作詩/山岸 徹 作曲)
第1曲 野火
第2曲 ブルージュにて
第3曲 花ごろも
第4曲 流星群

【全曲の初演】
指揮 伊藤光子、合唱 女声合唱彦根水すまし・女声合唱栗東カレンヂュラ合同演奏、ピアノ 宇野真由美・岸本佳美
《女声合唱彦根水すまし 40周年記念コンサート −湖面を渡る風 きらめく光−》
第73回(令和5年度)彦根市春の文化祭協賛事業
2023年5月3日(水・祝)
会場:ひこね市文化プラザ グランドホー
後援:滋賀県教育委員会・彦根市・彦根市教育委員会・関西合唱連盟・滋賀県合唱連盟・彦根音楽連盟・朝日新聞大津総局・しがぎん経済文化センター

2023年1月17日火曜日

PRAY FROM KOBE 2023 〜明日につなげるコンサート〜

1月22日(日)、兵庫県合唱連盟主催の演奏会「PRAY FROM KOBE明日につなげるコンサート~」で私の女声合唱曲が合同演奏されることになりました。

兵庫県合唱連盟のウェブサイトによれば「東日本大震災の被災者の皆さまのための復興支援コンサートを2012年3月11日を第1回として開催して参りました。6年前よりその趣旨を拡大し、東日本大震災をはじめ、私たちが経験した阪神・淡路大震災、そして各地での紛争や災害の被災者のための「PRAY FROM KOBE明日につなげるコンサート~として再出発しました。」とのことです。

PRAY FROM KOBE 2023 〜明日につなげるコンサート〜 メインコンサート 

2023年1月22日(日) 14:00〜

会場:神戸文化ホール 大ホール

●山岸 徹 作曲:《女声合唱曲集『季節の彩』》より

 〈2.あじさいの花〉(高田敏子 作詩)

合唱:合同合唱団、指揮:安川裕子、ピアノ:三宅麻由美
主催:兵庫県合唱連盟 共催:神戸文化ホール
後援:兵庫県、神戸市、朝日新聞神戸総局、神戸新聞社、NHK神戸放送局

2022年8月27日土曜日

打ち上げ花火*夏の終わりのはじまり

土曜日の今日は久しぶりに自宅で過ごしました。 大阪でもここ数日、ひと頃に比べると少し涼しくなりましたが、暑さの苦手な自分はこの時期になると一日も早く秋になってほしくてかえって待ち遠しくなります。

夕食を終えてから少し散歩に出てみることにしました。いつもの土曜日よりかなり人出が多いのがなぜだか分からなかったのですが、しばらく歩いてJR環状線の福島駅付近に着いた時、突然「ドスン!!」という大音響が辺りに響き渡りました。一瞬本当にびっくりしましたが、すぐに今日が花火大会の日だと気づきました。そこで、音の鳴る方向に急いで歩いて行ってみることにしました。人出が多いのはこのためだと分かりました。

大阪の「淀川花火」の会場は、淀川を越えた対岸の十三(じゅうそう)付近のはずですが、こちらの福島区側でもかなり大きな音が聞こえます。しばらく歩いてビルやマンションに囲まれた小さな公園にたどり着きました。ここからだとかなり良く見えます。周りにいる人たちや付近のマンションのベランダからも歓声が上がります。私自身、長く福島区に住んでいますが、こんなに近くから見たのは本当に久しぶりのような気がします。思わず時を忘れて見入ってしまいました。

大音響の中で花火を眺めながら、前に自分が作曲した三浦照子さんの打ち上げ花火を描いた詩を思い出しました。そして、この大音響が「夏の終わりのはじまり」を告げる合図の音のように聞こえました。とともに、いろんな禍(わざわい)がこの合図とともに過ぎ去ってほしいと祈らずにはいられませんでした。

2022年8月13日土曜日

【山岸 徹*YouTubeチャンネル】の開設

今年4月に【山岸 徹*YouTubeチャンネル】を開設しました。主に初演済み自作品の試聴用デジタル音源を公開しています。作品の紹介の方法として、今後もこのような方法を活用していきたいと考えています。
ぜひチャンネル登録をお願いします!

【山岸 徹*YouTubeチャンネル】

●女声合唱曲集『季節の彩』より
 5.木蓮(作詩:三浦照子、作曲:山岸 徹)試聴用デジタル音源による

●女声合唱曲集『季節の彩』より
 2.あじさいの花(作詩:高田敏子、作曲:山岸 徹)試聴用デジタル音源による

●女声合唱曲集『季節の彩』より
 4.さくら(作詩:三浦照子、作曲:山岸 徹)試聴用デジタル音源による

●混声合唱とピアノのための『さくら』より
 1.桜(作詩:瑞木よう、作曲:山岸 徹)試聴用デジタル音源による 

●歌曲『ふるふる さくら』(作詩:瑞木よう、作曲:山岸 徹)試聴用デジタル音源による


2022年8月12日金曜日

滋賀県合唱祭*新作合唱曲の初演

6月12日(日)滋賀県合唱祭にて「女声合唱彦根水すまし」と「女声合唱栗東カレンヂュラ」の皆さんによって、私の合唱曲2曲が初演されました。指揮はどちらも伊藤光子氏。

これら2曲は、伊藤光子氏が指導されている2つの合唱団からの委嘱を受け、全4曲の組曲として作曲したものです。当初は2年前の演奏会で全曲が初演される予定だったのですが、コロナ禍のためにその演奏会が開催されませんでした。

この度の滋賀県合唱祭で全4曲のうちの2曲が初演され、両団体とも「合唱祭賞」を受賞されました。

新作初演●山岸 徹 作曲:《女声合唱とピアノのための『やさしい旅』》より
 〈2.ブルージュにて〉(三浦照子 作詩)
【女声合唱彦根水すまし・女声合唱栗東カレンヂュラ委嘱作品】
 合唱:女声合唱彦根水すまし、指揮:伊藤光子、ピアノ:宇野真由美

新作初演●山岸 徹 作曲:《女声合唱とピアノのための『やさしい旅』》より
 〈3.花ごろも〉(三浦照子 作詩)
【女声合唱彦根水すまし・女声合唱栗東カレンヂュラ委嘱作品】
 合唱:女声合唱栗東カレンヂュラ、指揮:伊藤光子、ピアノ:岸本佳美

第67回 滋賀県合唱祭
(併催:第45回全日本おかあさんコーラス関西支部滋賀大会)
2022年6月12日(日) 栗東芸術文化会館さきら
主催:滋賀県合唱連盟、全日本合唱連盟関西支部・朝日新聞社
協賛:キューピー株式会社
(この件、掲載が大変遅くなりました)
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なお、来年5月、両団体合同の演奏会が開催され、全曲が初演されることになりました。

女声合唱彦根水すまし・女声合唱栗東カレンヂュラ コンサート【予定】
2023年5月3日(水/祝) 会場:ひこね市文化プラザ グランドホール
新作初演●山岸 徹 作曲:《女声合唱とピアノのための『やさしい旅』》(三浦照子 作詩)【女声合唱彦根水すまし・女声合唱栗東カレンヂュラ委嘱作品】全4曲の初演

2022年8月11日木曜日

姫路市民合唱団 第59回定期演奏会

 4月24日(日)姫路市民合唱団第59回定期演奏会に伺いました。久しぶりの姫路での演奏会です。今回の会場となった姫路市文化コンベンションセンター “アクリエひめじ” は、昨年の秋に新たに開館されたとのことで、大・中・小のホールや会議室などを備えるとても立派な施設です。姫路駅から徒歩約10分の便利な場所にあり、姫路駅からはほとんどデッキで繋がっています。

前回の同合唱団定期演奏会は2019年12月でしたが、その後はコロナ禍のため延期となり、久しぶりの開催となりました。今回は市川中学校音楽総合部の皆さん(指揮は鏡谷明夫先生)による市川中学校校歌の演奏もありました。今年4月に発表された曲です。また、第3ステージの最後では、ゲスト出演の赤穂市民合唱団、市川中学校と姫路市民合唱団の皆さんによる合同演奏で私の作品《混声合唱とピアノのための『ふるさとの詩』》より第1曲 〈冬の坂〉(三浦照子作詩)が再演されました。

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姫路市民合唱団 第59回定期演奏会 
2022年4月24日(日) 姫路市コンベンションセンター “アクリエ姫路” 中ホール
合唱:姫路市民合唱団、指揮:鏡谷明夫、ピアノ:丸山聡美
主催:姫路市民合唱団 後援:姫路市・姫路市教育委員会・(公財)姫路市文化国際交流財団・播州合唱合唱連盟
(この件、掲載が大変遅くなりました)



姫路市文化コンベンションセンター “アクリエひめじ” エントランス

外回りは美しく植栽されています

2022年4月20日水曜日

西宮市民合唱団 第65回定期演奏会*新作組曲の初演

 4月10日(日)、西宮市民合唱団 第65回定期演奏会で私の新作合唱組曲が初演されました。同合唱団からの委嘱により作曲させていただいたものです。

同合唱団の皆さんは、過去にも2009年と2016年の2回の定期演奏会で私の組曲を演奏してくださっていて、その後オリジナルの組曲作曲のご依頼をいただくことになりました。

(以下の記述は、演奏会のプログラムノートとも一部重複します)作曲のご依頼をいただいたときに、まず私から詩の選択について相談させていただきました。その後、団の代表の方がいろいろな詩をご提案してくださり、たくさんの資料を送ってくださいました。それらの詩を拝見するうちに、西宮の街で皆さんに歌っていただく曲のテーマとして “さくらの風景” というイメージが浮かび上がってきました。そしてかねてから作曲してみたいと考えていた瑞木さんの詩2編と組み合わせて4編の詩に絞り込みました。4曲目の詩は、この合唱団のメンバーの方がお作りになったものです。 

作曲にあたっては、私なりに可能な限りの全力を尽くして取り組みました。もちろん作曲するときはいつもそうしているのですが、依頼してくださった皆さんのお気持ちにお応えしたいとの気持ちでいっぱいでした。その後、新型コロナウイルスによる感染拡大の影響で初演の予定が2回にわたって延期されていましたが、このたびようやく初披露となりました。

演奏会当日は私も客席で聴かせていただきました。まだ感染状況が完全に終息したとは言えない中ですのでメンバーの皆さんも全員マスクを着用されていて、感染防止に丁寧に対応された万全を期してのステージでした。そして、とても素敵な演奏をしてくださいました! 感謝の気持ちでいっぱいです。これからも愛唱歌のような感じでこの曲を皆さんに歌っていただけましたら嬉しい限りです。

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混声合唱とピアノのための『さくら』(山岸 徹 作曲)
【西宮混声合唱団委嘱作品】
第1曲「桜」(瑞木よう 作詩)
第2曲「桜森」(瑞木よう 作詩)
第3曲「花がふってくると思う」(八木重吉 作詩)
第4曲「春さくら再びよみがえり」(藤重祐子 作詩)

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【初演】西宮混声合唱団 第65回定期演奏会 
2022年4月10日(日) 西宮市民会館アミティ・ベイコムホール
合唱:西宮混声合唱団、指揮:下井田秀明、ピアノ:河村章代
主催:西宮混声合唱団、共催:西宮市、後援:(公財)西宮市文化振興財団・西宮市合唱連盟・兵庫県合唱連盟

2022年4月18日月曜日

市川町立市川中学校 校歌

 4月9日(土)、兵庫県の市川町立市川中学校開校記念式に出席させていただきました。同校と市川町教育委員会から委嘱を受けて作曲させていただいた校歌が「音楽総合部」の14名の生徒の皆さんの素晴らしい歌声によって初披露されました。指揮は鏡谷明夫先生。

鶴居中学校と市川中学校が統合されて1町で1中学校となり、新たな市川中学校として開校されたのを機に校歌も新たに作成することになりました。校歌の歌詞は「校歌に入れたい言葉・フレーズ」として応募された229点の中から14点が採用され、作詞者の德永真蔵氏によってまとめ上げられました。

生徒の減少によって中学校が統合されるのは寂しいことではありますが、新しい学校で生徒の皆さんに希望に満ちた歌声で歌っていただきたいとの願いを込めて作曲しました。初披露の歌声をお聴きして思わず涙ぐんでいる方もいらっしゃいました。感動に包まれた素晴らしい式典でした。

今回校歌を作曲するという機会を与えてくださった皆様に心から感謝いたします。そして、市川中学校の皆様に栄光を!う思いで作曲されました」

同校体育館に掲げられた校歌歌詞の銅板プレート

*写真は市川町教育委員会よりお送りいただきました。

市川中学校 校歌
作詞 德永真蔵、作曲 山岸 徹 

2022年1月3日月曜日

休日に

年末からの休日、国際情勢に目を向けると気がかりでならないですが… 
ここではその話題には触れないことにします。久しぶりに小説本を何冊か読みました。特に印象に残ったのが次の二編で、偶然どちらも女性作家によるものです。

①神戸の万年筆屋さんの話:
実在する店をモデルに?と思われ、とても興味深く読みました。実は自分もその店に何度か行ったことがあるので。本文中に紹介されている場所とは少し違うところのようですが… 読みながら、自分自身の万年筆との出会いなど、いろいろ思い出しました。この話題はとても長くなりそうなので、今日はこれくらいにします。

②画家・モネについての話:
著者は美術館のキューレーターなどもされていて、専門的な知識を駆使して書かれているようです。モネについて、おもにジヴェルニーでの生活の様子が描かれています。この本を読んでから影響を受けてか、ネットサーフィンであちこちの美術館のウェブサイトを訪れてみました。そんな中、大阪の藤田美術館のサイトが読み応えがありました。実際に何度も訪れたことのある美術館ですが、建て替え工事中とは知りませんでした。完成したらぜひもう一度行ってみたい・・・

取り止めのない話題になりましたが、どちらもとてもワクワクします。

2020年9月24日木曜日

初演の延期

昨年から今年にかけて三つの合唱組曲、合計12曲を完成した。混声合唱組曲が二つ、女声合唱組曲一つである。これらのうちの一つは、昨年12月に初演されたが、他の二つについては、今年開催される予定だった演奏会がコロナの影響で中止となり、まだ初演されていない。

音楽関係、とくに合唱の活動に関しても今回のコロナのことで、とても大きな影響を受けている。活動する人たちの健康と安全が第一であり、一定期間活動を休止するのは当然のことである。一方、そのことによって、今まではごく当然としか思わなかったこと、音楽への思いを持った人々が集い、音楽によって交感し合うということの大切さをあらためて実感できたようにも感じる。

心置きなく合唱できるということは本当に素晴らしいことだ。早くそのような時が戻ることを願うばかりである。