2022年1月16日日曜日
大阪・中之島:冬の風景
なかなか京丹波の里山に行けないので、日曜日の昼下がりに自宅から中之島公園あたりまで堂島川沿いを散策してみました。先週までの厳しい寒さが一段落し、穏やかな日差しの心地よい天気でした。途中、子どもを連れた若い人たちに多く出会いました。
木漏れ日の差す大阪市役所南側のケヤキ並木
大阪府立中之島図書館
大阪市内の中之島周辺には居心地の良いカフェがたくさんあるのですが、西側の堂島周辺だと日曜日は閉まっている店が多いです。一方、御堂筋を渡って東側の北浜駅あたりまで来ると休日でも開いている店が多くてどこもかなり賑わっています。大阪取引所(旧大阪証券取引所)構内にある上島珈琲店に立ち寄ってみました。
音楽学者・樋口隆一氏による近著『バッハ学者は旅をする −私の音楽草枕−』を読みました。雑誌『音楽の友』に掲載された36章のエッセイをまとめたものとのことですが、著者が訪れた各地での様子がとても興味深かったです。また、26ページに及ぶ序章は本書のために新たに書き下ろされたもので、音楽学とは何かということをわかりやすく説明する意味もあるとのことです。
大阪市立中央公会堂
大阪市立東洋陶磁美術館
こどもの森 中之島
(最近新たにできた文化施設のようです)
難波橋から大阪市役所方向を望む
このアングルは大阪の写真の人気スポットらしいですが、冬の日差しの中、護岸工事中でもあり、寒々しい写真になりました。
大阪取引所
水辺の鳥
(オオバン?)
堂島川の水面では多くの水鳥を見ることができます。ふだんよく見かけるのは、おもにカワウとアオサギです。これらの鳥は一年中この辺りにいるようで、時にはウナギ?を捕まえて食べている様子も見られます。
寒い時期になると種類がふえて、カルガモやマガモ、ホシハジロなども見かけます。最近は全体が黒っぽくクチバシの白っぽい鳥をよく見かけます。オオバン?でしょうか。
川沿いの遊歩道を歩いていると、中には横目でこちらを見ながら寄ってくる鳥もいます。
2022年1月4日火曜日
2022年1月3日月曜日
休日に
年末からの休日、国際情勢に目を向けると気がかりでならないですが…
ここではその話題には触れないことにします。久しぶりに小説本を何冊か読みました。特に印象に残ったのが次の二編で、偶然どちらも女性作家によるものです。
①神戸の万年筆屋さんの話:
①神戸の万年筆屋さんの話:
実在する店をモデルに?と思われ、とても興味深く読みました。実は自分もその店に何度か行ったことがあるので。本文中に紹介されている場所とは少し違うところのようですが… 読みながら、自分自身の万年筆との出会いなど、いろいろ思い出しました。この話題はとても長くなりそうなので、今日はこれくらいにします。
②画家・モネについての話:
②画家・モネについての話:
著者は美術館のキューレーターなどもされていて、専門的な知識を駆使して書かれているようです。モネについて、おもにジヴェルニーでの生活の様子が描かれています。この本を読んでから影響を受けてか、ネットサーフィンであちこちの美術館のウェブサイトを訪れてみました。そんな中、大阪の藤田美術館のサイトが読み応えがありました。実際に何度も訪れたことのある美術館ですが、建て替え工事中とは知りませんでした。完成したらぜひもう一度行ってみたい・・・
取り止めのない話題になりましたが、どちらもとてもワクワクします。
取り止めのない話題になりましたが、どちらもとてもワクワクします。
2022年1月2日日曜日
新年おめでとうございます
一昨年の初秋の頃にこのブログを始めて、一年以上が経ちました。
始めた頃の思いはというと、コロナ禍の鬱々とした雰囲気が漂う中でしたが、爽やかな秋の風を感じるような、日常の束の間の休息の場所でありたいと願いました。都市公園の緑の中や郊外の里山のような心地よい場所をイメージしました。
始めた頃の思いはというと、コロナ禍の鬱々とした雰囲気が漂う中でしたが、爽やかな秋の風を感じるような、日常の束の間の休息の場所でありたいと願いました。都市公園の緑の中や郊外の里山のような心地よい場所をイメージしました。
しかし、文章でそのようなことを表現するというのは、考えてみれば途方もないことです。誰にとって心地よい場所? 当然、自分自身にとって! ということで、かろうじて言い訳となりうるでしょうか。
先日、だいぶ前から作曲にかかっていたある中学校の校歌を仕上げました。
作曲の機会を与えてくださったこと、そして素晴らしい詩に出会えたことに心から感謝するとともに、これから多くの皆さんに歌っていただけることを願っています。
2021年11月21日日曜日
ひょうご日本歌曲の会
一昨日、西宮での「ひょうご日本歌曲の会」演奏会で自作品が演奏された。
昨年はコロナ禍のためにこの会の演奏会が開催されず、自分にとっても久しぶりの出品となった。
ようやく様々な音楽活動も再開されるようになってきているが、このままコロナが収束に向かうことを願うばかりだ。
2021年8月19日木曜日
久しぶりのコンクール(2)
NHK全国学校音楽コンクール兵庫県大会のため、明石を訪れた。
本来は2日間の予定だったが、初日の「中学校の部」が大雨のために残念ながら中止となり、2日目の「小学校の部」と「高等学校の部」のみ聴かせていただいた。
コロナ禍の中、練習を重ねて来られた皆さんの音楽への思いが伝わってくるようで、自分自身が元気をもらったような気がする。
大阪への帰路、空いている各駅停車に乗った。ほとんど人のいない車内。何気なく向かい側の車窓に目を向けると、偶然明石海峡大橋が写った。
2021年8月12日木曜日
久しぶりのコンクール(1)
久しぶりに岡山県と奈良県の合唱コンクールの審査をさせていただいた。
昨年は新型コロナ感染拡大のため全てが中止となったが、今年は各地が開催されている。もちろん、全員がマスクを着用し、無観客の会場で十分な距離をとって万全の配慮のもとに行われている。
困難な中、練習を重ねて美しい歌声を聴かせてくださった皆さんに、心から拍手を送りたかった。
どちらも日帰りでの移動となったが、倉敷では駅までの帰路、美観地区を少しだけ散策できた。
倉敷美観地区
●2021年8月11日(水)第31回 奈良県合唱コンクール(大和高田さざんかホール大ホール)
主催:奈良県合唱連盟・全日本合唱連盟関西支部・朝日新聞社、後援:奈良県、奈良県教育委員会・大和高田市教育委員会・NHK奈良放送局
●2021年8月8日(日)第74回 岡山県合唱コンクール(倉敷市芸文館)
主催:岡山県合唱連盟・朝日新聞社、共催:岡山県、後援:岡山県教育委員会・岡山市・岡山市教育委員会
2021年5月2日日曜日
2020年12月20日日曜日
2020年11月28日土曜日
2020年11月18日水曜日
美山かやぶき美術館・郷土資料館
先日の日曜日、久しぶりに京丹波へ。
そしてこの日は、京丹波からさらに車で1時間ほどのところにある美山かやぶき美術館・郷土資料館を初めて訪れた。爽やかな青空の心地よい一日だった。
美山かやぶき美術館
内部の様子
付近の風景
食事をしたところ
そのあと訪れた石田家住宅(重要文化財)
約350年前に建築された農家とのこと
2020年11月8日日曜日
昔からの知人
昨日と今日、相次いで昔からの知人二人に電話をかけた。
とくに急用ということではなく、何となく近況報告といったつもりだった。
そして、今日のこと。
先方「何か、つらいことがあったのですか?」
自分「いえ、そんなことはありませんが・・・」
「・・・・」
その後、いろいろな話で楽しいひと時を過ごすことができた。
「何か、つらいことがあったのですか?」
やや不意を突かれたようなその言葉のあと、自問してみた。
もしかすると、正直に言えばそうだったかもしれない・・・
もしかすると、正直に言えばそうだったかもしれない・・・
そんな時、ふと三浦照子さんの詩を読み返してみたくなった。
いつか、三浦さんのアトリエに絵を習いに行きたいと思っている。
まず1本の線を描いて、その次にその線を重ねてみる。
次に葉を描いて・・・
雑木林の絵を描いてみたい。
木漏れ日の差す風景を描きたい。
まず1本の線を描いて、その次にその線を重ねてみる。
次に葉を描いて・・・
雑木林の絵を描いてみたい。
木漏れ日の差す風景を描きたい。
2020年11月6日金曜日
13年前の記憶・京丹波
(以前のウェブサイトの記述からの再構成)
明日、11月7日は立冬とのこと。
例年この時期は学校行事の準備などで何かと慌ただしく、なかなか京丹波を訪れることができない。そこで、過去の自分自身のウェブサイトの記述から再構成を試みた。
* * * * * * *
13年前の冬、京丹波のあるお宅を訪れた。
そこには薪ストーブがあった。
赤々と炎が燃えていて、仄かに漂う木の香が心地良かった。
外は一面の雪景色。幻想的だった。
そこには薪ストーブがあった。
赤々と炎が燃えていて、仄かに漂う木の香が心地良かった。
外は一面の雪景色。幻想的だった。
薪ストーブにあたりながらふと自分自身が小学校に通っていたころのことを思い出した。
大阪市内、福島区の公立小学校だったが、市内でも有数の歴史のある学校だった。
当時の教室には石炭ストーブがあった。
校舎は築後数十年は経っていただろうという古めかしいが立派な鉄筋造。
教室の壁にはストーブ用の排気口が設えられていて、
校舎は築後数十年は経っていただろうという古めかしいが立派な鉄筋造。
教室の壁にはストーブ用の排気口が設えられていて、
ストーブから排煙パイプが繋がれていた。
大きな球形のくもりガラスの照明ランプが高い天井からぶら下がり、
その中からは、白熱電球が温かみのある光を放っていた。
油びきの木の床に腰板。
今考えてみると、何ともレトロな雰囲気だ。
そういえば1990年代の半ばに初めてハンガリーを訪れたときに見たどこかの小学校に何となく似ていたような気もする。
毎朝、先生が教室に来て最初にする仕事は、その石炭ストーブに火を入れることだった。
まず新聞紙や木切れで火を焚きつけ、そのあとで徐々に石炭をくべていく。
うまく火がつくかどうか、子どもたちは目を凝らしていた。
そして、次第に温まっていくのだ。
その中からは、白熱電球が温かみのある光を放っていた。
油びきの木の床に腰板。
そして、白い壁と天井のコーナーには、レリーフの飾りが施されていた。
今考えてみると、何ともレトロな雰囲気だ。
そういえば1990年代の半ばに初めてハンガリーを訪れたときに見たどこかの小学校に何となく似ていたような気もする。
毎朝、先生が教室に来て最初にする仕事は、その石炭ストーブに火を入れることだった。
まず新聞紙や木切れで火を焚きつけ、そのあとで徐々に石炭をくべていく。
うまく火がつくかどうか、子どもたちは目を凝らしていた。
そして、次第に温まっていくのだ。
無事に火がついてからようやく1時間目の授業が始まる。
給食のときに、その石炭ストーブでパンを焼くのがとても楽しみだった。
担任の先生の計らいで、一人分3本のコッペパンのうち、1本だけを全員順番に焼かせてもらえた。
教室中に香ばしい匂いが漂い、みんな大喜びだった。
給食のときに、その石炭ストーブでパンを焼くのがとても楽しみだった。
担任の先生の計らいで、一人分3本のコッペパンのうち、1本だけを全員順番に焼かせてもらえた。
教室中に香ばしい匂いが漂い、みんな大喜びだった。
とてものどかな光景だった。
その校舎は改築されて、今はもう残っていない。
訪れたお宅で薪ストーブにあたりながら不思議と昔の懐かしい記憶が甦った。
これも薪ストーブの癒しの効能によるのだろうか。
そんな薪ストーブを自分も一台ほしくなった。
でも、大阪のマンション住まいの身には遠い存在のようだ。
その校舎は改築されて、今はもう残っていない。
訪れたお宅で薪ストーブにあたりながら不思議と昔の懐かしい記憶が甦った。
これも薪ストーブの癒しの効能によるのだろうか。
そんな薪ストーブを自分も一台ほしくなった。
でも、大阪のマンション住まいの身には遠い存在のようだ。
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